FEATURE
世界基準の希少コットンと今治タオルが出会ったら?
DEAR FACTORIES
May.30.2016
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A-GIRL’S×WATANABE PILE
私たちがつくりたかったのは「幸せになるタオル」
「スビンの糸はとても細く繊細なため、パイルにすること自体、難しいんです。試行錯誤して完成したタオルは、これまで経験したことがないくらい格別な柔らかさ。きっと触れたら、驚くと思いますよ。一度使ってみてほしいです。幸せな気分になれるはずですから」。 そう語るのは、渡辺パイル織物株式会社の渡邊利雄社長。今治で50年以上にもわたり真面目にタオルをつくり続けてきました。
「初めてスビンを見たとき、ワッフルやガーゼ、さまざまな世界観が表現できる素材だと思いました。 私たちにとっても新しい試みですが、パイル織物の火を絶やさぬよう、競争するのではなく産地を超えて、A-GIRL’Sさん、フランドルさんと一緒にものづくりができて嬉しいです。1+1=2以上になるものをつくりたいという思いから、この企画をスタートしました」。
“肌が喜ぶふっくらタオル”4つのポイント
1. 最高級のスビン糸を使用
繊維長が長く、繊度が極細いのが特徴で、綿花生産量のわずか0.01パーセント以下。国内では、和歌山のエイガールズでしか作れない希少な糸です。天然のコットンなのに、シルクのような肌当たりの柔らかさや上品な光沢は他に類を見ません。
2. オゾン漂白で吸水性をアップ
栽培したばかりの綿は水を弾く成分を持っているため、精錬という加工で糸に吸水性をもたせます。渡辺パイルでは、従来よりエネルギー消費を削減した「オゾン漂白」という精錬漂白加工技術を採用。ひとにも環境にも優しいタオルなのです。
3. パイルが長いため弾力が違う!
通常よりも長めの10mmに設定することで、ふっくら弾力のあるタオルに仕上がります。また、昔ながらのシャトル織機を使い、糸に負担をかけないようゆっくりと織りあげることで、柔らかさに格段の差が! この織機が現役で動いているのは、今治で渡辺パイルだけなのだそう。
4. シックなニュアンスカラー
アイボリー、グレー、サックスなど、どんなインテリアになじむカラー展開。世代を問わず好まれる落ち着いたカラーは、ギフトとしても最適。実は、こういったニュアンスカラーは、色の調整が容易ではなく、熟練の職人の経験と目が不可欠とのこと。
COLUMN
タオルの匠 渡邊社長が指南 「長くタオルのふんわり感を保つには?」
いっぱいの水を使い、手洗いモードで優しく洗う このひとてまで、タオルはより長持ちします。いいタオルは値段もしますが、長く使うと考えれば費用対効果は抜群ですよね。
柔軟剤を使わない 上質でパイルの長さがあるタオルなら柔軟剤を使わなくても、じゅうぶんふんわり。使用することで、吸水性が下がる可能性もあるんです。知らなかったでしょう?
陰干しがおすすめ 長時間の直射日光は、繊維を硬くし、紫外線が色を褪せさせてしまいます。 風通しの良い場所でパタパタとはためかせて陰干しをすると、パイルが空気を含みふんわりとした柔らかさを保つことができます。
『SUPERIOR CLOSET INÉD international』
ライフスタイル編集ショップが期間限定でオープン
5月4日(水・祝)〜三越銀座店、5月9日(月)〜三越日本橋店、5月18日(水)〜各ショップにて順次、
『SUPERIOR CLOSET INÉD international』のライフスタイル編集ショップが期間限定でオープン!
今回ご紹介したタオルはもちろん、パイルを使ったパーカやカットソーなども販売します。
ぜひ、店頭で、その幸せな肌触りを体感してみてくださいね!
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