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はじめまして栗田です。

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CHAIRMAN’S VOICE

Aug.20.2015

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About Speaker

株式会社フランドル 代表取締役会長
栗田英俊 Hidetoshi Kurita

愛媛県生まれ。レディスファッションブランドの代表取締役を経て、2010年に現職に就任。一般社団法人、日本アパレル・ファッション産業協会理事も務める。デザインのみならず、素材にも精通する業界の立役者。日本製の素晴らしさを提唱し、着る人のことを第一に考えたものづくりがモットー。

会長インタビュー

━早速ですが、創立から35年経った今、なぜフランドルは新しいスタートを切ろうとしたのですか?━

日本におけるアパレルは、数人の企画担当者(デザイナー)が、数人のできる範囲のなかで、ものづくりをやってきました。
それは何年もの間、同じような感覚やクセで商品をつくり上げた、自己都合のようなものづくりをしているように感じます。
かくいうフランドルも同じ。そこに行き詰まりをおぼえましたね。会社組織からすべて変える決心をしました。

━すべてをですか?━

はい。
社内全体、店舗が一丸となって、毎シーズン、コレクションの方向性や戦略を考えながら、さらに、外部の100人、200人をも巻き込んで新たな開発をしていく。これがフランドルのこれからのやり方です。

━外部の方々が200人もって、すごい関わりですね━

外部というのは、いわゆる、産地、紡績、ニット、カットソー工場、縫製工場、ものづくりのプロフェッショナルな方々です。
僕が企画畑出身ということもあって、ずっと昔から現地に足を運んで彼らと一緒に仕事をしてきたので、ありがたいことにそれはもう、ものづくりへの思いを共有する、深い信頼関係を築かせてもらってます。
僕、こだわり症なので、靴下の柄の色だしも夜中までかかってやりますから、皆さまとの時間の共有は、それはもう果てしなくて…ははは(笑)

━集中力がすさまじそうです(笑)
フランドルが提唱する“ジャパンクチュール”は、ものづくりへの思いを共有する
パートナーたちの存在とともに成り立っているのですね?━

はい。
デザインの話以前に、そういった日本の技術がなければ、一枚のカットソーすら完成しません。
私たちだけでは、糸を紡ぐことも、素材をつくることも、思いのままに生地を染め上げることもできません。
それぞれに専門分野があり、その道のプロがいます。そのような数百人の作り手の方々と手を組み、世界からも注目される最高峰の日本の技術を取り入れて初めて、今までになかった新しい商品を生み出すことができるのです。
これからの時代、日本特有の“わび・さび”を反映させたものづくりをお伝えすることが、お客様にとっての“新しい価値”になると確信しています。
2015年の秋冬コレクションは、私たちが伝えるべきストーリーの『ひとつの器』や『におい』を感じさせられるような仕上がりになったんじゃないかと思っています。

どこにでもあるような商品をここでしか買えない逸品に

━数百人のプロの方々と作り上げていく商品、ずばりこだわりは何でしょう?━

特にこだわるのが、ブランドの“定番”となる商品。
シンプルなカットソーやニットなど、毎シーズン、コンスタントに売れる、売れ筋のことです。
ファッションは、基本的には、定番とトレンド、このふたつしかないと思っています。トレンドに沿った商品展開で、新鮮さをアピールすることも重要です。同じくらい大切なのは、何度もリピートしていただけるようなベーシックな商品をもつということ。
イネドには、6年前から定番人気のキャミソールがあります。
ラグジュアリーなカットソーづくりの技術が世界的にも認められている和歌山のエイガールズの協力を得て、最高の着心地を実現しました。さらに、シーズンごとに色をリニューアルし、全20色を展開。
それを、3900円で販売したところ大ヒットしました。リピーターはもちろん、新規顧客も順調に伸びています。
毎日着るようなものほど、上質な素材、美しいシルエット、バリエーション豊富な色を揃えること。
それだけで、どれだけお客様に喜んでいただけるか、イネドの実例によって、実証されたことになります。どこのブランドでも取り扱っているようなベーシックなものだからこそ、フランドルは徹底的にこだわっていきたいですね。

本物を取り込んでさらに上のクオリティに

━日本の素材にこだわりますか?━

ものづくりに妥協を許さないからこそ、ときには“負けを認める”こともあります。
私たちはこの秋冬、イタリアの紡績メーカー、カリアッジの最高級カシミアを使い、1.5~3ゲージという厚みのあるカシミアニットトップスをつくりました。これほどしっかりとしたカシミアニットは、他ではまずお目にかかれないと思います。
それをイネド、イヴォン、マーリエ、ルフトローブで一斉に販売します。
希少な高級素材やウール、雑貨類など、どうしても勝てないものは、イタリアなど他国から柔軟に取り入れるのが信条です。
イタリアンクラシコの専業ブランドであれば20万円はするであろうカシミアのニットが、もし10万円をきる価格で手に入ることができたら、そこに価値を見出だす方はいらっしゃるでしょう。

今までのやり方を一掃しすべてを“壊す”本当の意味

━今がまさに、新しいフランドルとして生まれ変わる出発地点だという栗田会長。今後の展望は?━

“破壊と創造”
それが大きなテーマ。
今まで数十年間やってきたことは壊し、すべてリノベーションするつもりです。
どんなにいいものづくりをしても、それを展開する場所がチープだったら台無し。
ですから、店舗でのアプローチ方法も変えようと思っています。
また、各ブランドでお店を分けるのではなく、[スーペリアクローゼット イネドインターナショナル]というセレクトショップとして、ひとつの箱のなかでブランド展開し、お客様の一年間のワードローブを想定した売り場を、目指します。
カジュアルからオケージョンまで、TPOを網羅したお客様のクローゼットのような存在になりたいのです。

━長い年月をかけて積み上げてきたものを壊すという途方もない決断ですね。
その先に、フランドルの社員はもちろん、協力工場のスタッフまで、全員が見据えるものは何でしょう?━

こうしてものづくりに、携わる以上、デザイン性はもとより、上質感、着心地、すべてをかなえる商品ををつくり、それが素晴らしいものだとお客様からご判断いただけるブランドにならなければいけません。
ショッピングをしている最中はもちろん、家に帰ってもなお、高揚感が続き、ステータス性を感じ、自然と笑みがこぼれるようなー。私たちにとって、お客様が心から喜んでくださること、その笑顔こそがすべてです。
私たち、フランドルのものづくりの源流はそこにあります。

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